| 2007年7月25日毎日新聞のインターネット版で紹介されました。 | ||
世界の子育て:カナダ〜楓の国で夢をかなえたい 中込恵子さん
屋台の前で。普通のホットドックは6種類、ジャパドックは3種類。看板も凝っている
サトンプレイスホテルの目の前で営業中
「バンクーバーの目抜き通りに、ホットドックの屋台を出している日本人がいます、しかも子連れです!」。そんな友人からの情報を頼りに、バラードストリートを歩いてみた。いた!いた!しかも、場所はサトンプレイスという一流ホテルの目の前。12時前だったが、すでに人だかりができていた。汗だくのコックさん姿のパパと、アルバイトの女性、そして後ろで手伝っているママと、ベビーカーの中から、じっと大人たちの姿を見ている16カ月の女の子。 栃木県出身の田村徳樹(のりき)さん(32)と美砂さん(32)は、2005年1月、ワーキングホリデーでカナダにやって来た。普通なら、おみやげ物屋さん、レストラン、ホテル、旅行会社、留学エージェント、語学学校などで働く人が多いのだが、田村さんたちは、最初から「海外で何かをやりたい。小さいビジネスでもいいから大きくしていきたい」という目的を持っていた。
汗だくの田村徳樹さん
屋台でクレープ屋さんを開くことを考えていたが、ライセンスなどいろいろな問題を考慮し、結局はホットドック屋さんを開くことに。翌月、シティホールでその申請をし、ビジネスや食品衛生のライセンスを取得。二人は案を練り、ホットドックという食品の中で、オリジナルを考え出した。ジャパスタイル(ジャパニーズスタイルの略)の第一弾として、てりマヨをメニューに加えた。今では、おろし(大根おろし)、みそマヨも加わり、「ジャパドック」というネーミングで、メディアでもたびたび取り上げられている。 そんなお二人にベビーが授かった。「最初はバイトの人もいなかったので、子供をおんぶしながらホットドックを売っていました。よく寝る子で、タイミングをみて、おっぱいをあげたりして・・・。病気にかかったことがないので、本当に助かりました」と美砂さん。開店は昼から夜は9時まで。(冬は7時まで)。しかも一日中、立ち仕事だ。美砂さんは続けて、「子供が生まれてから生活は大きく変わりました。疲れることがあっても癒されるんです。2人だけだと、ちょっとしたことでケンカをすることもありましたが(笑)、子供がいることで、そういうこともなくなりました」と言う。
後方で手伝っている田村美砂さんと夢楓ちゃん
屋台の場所は決められていて、いつも同じところ。だから、常連さんやご近所さんとの出会いがある。「ベビーは何カ月になった?」と声をかけてくれる人々がいて、子供の成長と共に、カナダで生きているんだということを実感。しかも、ダウンタウンの真中での屋台だから、思いがけないことにも遭遇する。ホームレスに「ただでホットドックをくれ」と言われたり、ケチャップやチップを入れてもらう箱を誰かに持っていかれたり・・・。大根おろしを大量に作るなど、準備と後片付けも大変だが、自分たちでやっている!という楽しさがあるという。夢はジャパドックを増やすこと。喜ばれるお店、満足するお客さんでいっぱいになるようなお店を作りたい・・・。 お嬢さんの名前は夢楓(ゆめか)ちゃん。楓の国(カナダ)で夢をかなえたいという田村さんご夫妻の万感の思いが込められている
仕事中の表情とは全く違う田村パパの笑顔
|
||
| JAPA DOGのTOPへ Publicity&famous personへ |